サブスクリプション
『「A person」― “そのひと”を映し出すインタビュー』須藤寿 / 髭・須藤寿 GATALI ACOUSTIC SET
まずはインタビュアーの意図や思いから始めさせていただくと、ミュージシャンが音源を生み出しその作品について話を伺うというオーソドックスなスタイルではないアプローチから、その“ひと”そのものがもう少し見えるようなインタビュー企画が出来ないかなと思い始めていた。
単にこれまでとは違うインタビューをしてみたいと模索している側面もあるが、加齢とともに20代や30代の時にはあまり感じていなかった考えの変化もおそらく大きい。
ポジティブもネガティブも振れ幅が大きくなるというのはあくまでわたし自身の変化だが、そんな変化も人それぞれで千差万別であり、それこそ変化など全くないという方もいらっしゃるのだろうとは思いつつ。
でも変化をも楽しもう…など、簡単には行かずとも。他者の考え方や生き方を探りながら、なるほどなるほどと思った
りしていくことで。
変化していく自分を受け入れることがより出来たり、これから進んでいくヒントが芽生えるのかもしれない、と思ったりしていた。

そんな趣旨のもと最初にお話を伺うなら絶対にこの方だと思っていたのが須藤寿さん。
一昨年にデビュー20周年を迎えたバンド髭ではボーカル&ギターを務め、凄腕ミュージシャン達が集う須藤寿GATALI ACOUSTICSET(本文中はGATALIとも表記)という編成では歌い、さらには満を持して!?弾き語りも始めたという須藤さん。
いつもさらっとカッコ良い、でも時には三枚目にもなるほど面白い話しぶりにも引き込まれてしまう。
今回のインタビューはファンの方ならご存知のエピソードも多いのかもしれないと前置きをしつつ、須藤寿という人間の魅力が少しでも伝わったら。
そしてそこから、何かを感じてもらえたら。そんな思いと共にまとめてみました。
続きは本編にて!
文:高橋ちえ
