Immersive California Collective 〜イマーシブなカリフォルニアの断片集〜 Vol.006 「“地下”で始まった抜き打ち極上ライブ」 前編 Takafumi Iimura

カリフォルニアを中心に、日本とは一味違う音楽や楽器事情、さらには日本では余り知られていないちょっとマニアックなアメリカ文化を綴る飯村学史(いいむら たかふみ)のコラム。
6回目となる今回は、大型スポーツ店で偶然居合わせたライブにまつわるお話をお届けします。実はそのライブは、ある大物アーティストにもまつわるもので・・・

 南カリフォルニアのよく晴れた昼下がり、週末の早朝サーフセッションを終えた僕は海から帰宅途中にある最近オープンしたばかりの大型スポーツ店『スポーツ・ベースメント』へと足を運んだ。
土曜日の営業は午後からのようで広大な駐車場には開店間際に到着した店員達の車数台と、なぜか明らかにスポーツ店の客とは思えない楽器を抱えた人達が店の前でたむろしていた。
ちょうど開店時間になり点いたばかりの照明がホール内に行き渡る頃合いでその一行と入店したのだが、僕の足は今日目星をつけてきたアウトドア用品売り場へと向かった。

 広大な店内のホールに設置された、最近アメリカで急激に競技人口を増やしているピックル・ボールのコートで試打などができ、全サイズを取り揃えたウィンター・スポーツのレンタルや壁一面に掛けられたプロサイクリストにも対応できる膨大な自転車の数々、ありとあらゆるスポーツ用品からアパレルに至るまでがこの店で手に入る!
そこはまさに超巨大メガスポーツ専門店だった。アクティブ層にとってはちょっとしたディズニーランドで、一日中ここに居ても退屈しない程の品揃えに圧倒された・・・

続きは本編にて!

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