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「Keep Buying Guitars Forever」〜ギターが欲しくて、欲しくて止まらない〜 Vol.4 1995年 GIBSON Historic Collection 1957 Les Paul Custom「リイシュー・モデルは、ヴィンテージへと成長する?」菊池慎平
現在ほどではないと言え、1990年代でも人気の高いヴィンテージ・ギターは、それなりに高価でした。
だからヴィンテージに憧れても、そう簡単に買えなかった(もちろん今よりもハードルは低かったですが)と思います。
僕も含めてそんなユーザーに刺さったのが、ギブソンが1993年に発表したヒストリック・コレクションと名付けられた、カスタム・ショップで製作されるこだわりのヴィンテージ・リイシューでした。
余談ですが、ヴィンテージ・リイシューは1990年代に始まったわけではありません。
1968年にレスポールやマーティン D-45がリイシューされたことが、最初期とも言えそうです。
ただしレスポールもD-45も、オリジナル・モデルの再現ではなかったため、現在のようにリアルなヴィンテージを追求する流れとは異なります。
おそらく、そういった考え方が一般化したのは、1980年代初頭にアメリカの有名楽器店がオーダーした “Leo’s Vintage” などが、出始めてからではないでしょうか。
そのブームの中でフェンダーは1982年に、アメリカン・ヴィンテージ・シリーズを発表しています。
今回、福岡県にある楽器店 “ミトコンドリア” で試したのは、そんなヴィンテージ・リイシューの大ヒット・シリーズ、ヒストリック・コレクションから1995年に製作されたレスポール・カスタムです。
“ブラック・ビューティー” の愛称でも知られるレスポール・カスタムは・・・
続きは本編にて!


