『Keep Buying Guitars Forever』〜ギターが欲しくて、欲しくて止まらない〜 Vol.6 1955年 GIBSON J-45「弾き込まれて、塗装がやれたギターは音が良い?」菊池真平

ギターの世界に限ったことではないですが、時々まことしやかに囁かれる話を耳にすることがあります。
そのうちの1つと言えるのが、「弾き込まれたギターは音が良い」という話。
たしかに弾き込まれて塗装が剥がれてボロボロ、ウェザー・チェックも出まくっているギターは、底知れぬオーラのような風格があって、見た目だけで良い音で鳴ってくれそうに感じます。
でもそれは、ヴィンテージ・ギターが評価され始めた30〜40年くらい前からの価値観であることは、多くのギター・マニアはご存知でしょう。
1つの例として、メイプル指板を紹介します。メイプル指板は弾き込むと塗装が剥がれ、汚れが木部に染み込んで黒ずんできます。
今ではそれがカッコいいとされています。
そのため、新品のギターを最初から弾き込まれているように見せるため、レリックと呼ばれる処理を施し、黒ずみを再現したモデルさえ売られています。
でも元々、指板の汚れがカッコいいとは思われていませんでした。

有名な話ではありますが、1959年途中からフェンダー社はメイプルからローズウッド指板へと仕様を変更しています。
この理由の1つとして、メイプル指板の汚れが不評だったと言われています。
だから当時の人からすれば新品をわざわざ汚したり、傷つけたりして販売する現代の状況は・・・

続きは本編にて!

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