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プッシュプルポット / 山口大貴インタビュー
石川県金沢市を拠点に活動する4ピースバンド・プッシュプルポット。
今年2月にはバンド史上最大規模となるZepp Shinjukuでワンマンライブを行い、全国の大型フェスにも名を連ねている。
が、個人的なことを書くと『高見沢俊彦の美味しい音楽 美しいメシ(BS朝日)にも出演したことがトピックとしては熱い。
THE ALFEE・高見沢氏に地元のラーメン店を紹介する姿がなんとも微笑ましかったのだが、そんな彼らの存在を知ったのは確かコロナ禍中に「13歳の夜」という曲を知人から教えてもらったことだった。
岩手県の沿岸部・野田村で生まれ育ったボーカル&ギターの山口大貴が、2011年3月11日午後2時46分発災の東日本大震災を通して書いた曲である。
“突然すべて失ったこと あなたはありますか” の歌い出しから胸が締め付けられ苦しく、最初はこの曲を実は最後まで聴くことが出来なかったことも覚えている。
当時13歳だった山口はあの時の思いをしっかりと抱えながら、現在は金沢でギターを持ち歌っている。
金沢と言えば同じ石川県内で昨年の元旦に能登半島地震が起こったが、金沢で暮らしながら彼が綴った楽曲も収録したアルバム『日々を彩って』が9月24日に発売となった。
山口と対峙し話す中で、彼が話しながら、また彼が話す言葉を受けながら。
音声データを改めて耳にすると、互いに涙声になっている箇所が幾度かあったインタビューであった。
今を生きる彼らが紡ぐ音楽に、ぜひ耳を傾けてもらえたら嬉しい。
続きは本編をご覧ください。
インタビュー・文:高橋ちえ
