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田中稔「NO GUITAR, NO LIFE.」〜 楽しく学べるギター雑学 〜 Vol.8「アコースティック・ ギターの種類」〜 特殊なギター その3〜 リゾネーター・ギター
アメリカのポピュラー・ミュージックの発展は、戦前のハワイアン・ブームと密接な関係があります。1920 年代初頭から戦後にかけて一世を風靡したハワイアン・ブームは、単なる音楽の流行ではなく、ハワイアン文化を中心とした大きなムーブメントでした。ハワイの伝統的な音楽や文化とメキシコ系移民の大衆音楽、そしてハリウッドのエンタテインメント産業が融合したことで、新たな音楽シーンとして誕生したのがアメリカのハワイアン・ブームでした。巷にはソル・ホオピイなどのハワイアン・ミュージックが溢れ、ハワイアン・コンサートには多くのファンが会場に詰めかけ、パブやレストランでもハワイアンが演奏され、ウクレレが飛ぶように売れ、ハワイを題材とした映画も数多く製作されました。
そんな状況の中、演奏会場が大きくなるにつれて、ハワイアン・ギタリスト達は大きな悩みを抱えていました。戦前の演奏は全てアコースティック楽器を使用していたため、ハワイアン・ミュージックに欠かせないハワイアン・ギターやスティール・ギターの音量に限界がありました。当時のハワイアン・ギタリスト達は、より大きな音が出るギター、より遠くまで音が届くギターを探していました。そんな時代を背景に誕生したのが、前回のコラムで紹介したワイゼンボーンやヒロといった、新しいタイプのハワイアン・スティール・ギターでした。
今回のコラムでは、ワイゼンボーンに続いて1920 年代後半に登場した斬新なスライド専用ギター、リゾネーター・ギターに関して紹介しましょう。
続きは本編にて!

