サブスクリプション
『Immersive California Collective 〜イマーシブなカリフォルニアの断片集〜』 vol.015 ~錆びだらけのギター vol.2~『ジェームスという名に託された想い』
「ジー、ガチャ」
肌寒い朝で、冷たく錆びついたドアのボルト · ロックが外れ重い扉が少しだけ外に開いた。最上階ベランダから見下ろすジェムスは、僕がその門を潜ったことを確認すると階下へ降りる素振りを見せ、二人はエコーパークの街並みと LA ダウンタウンが一望できる玄関先のテラスで対面した。ジェームスが手にしていたのは、やはりサンバーストのかなり使い込まれたギブソン J-45 バナーで、そのコンディションから彼がこのギターを愛でる様子が滲み出ていた。そして彼は単なる通りすがりだった僕を家の中へ招き入れ、新しい出会いを祝福するかのように酒をすすめてくれた。思いもよらない訪問だったにも関わらず、ささやかな巡り合わせのしるしに酌み交わし、自己紹介をしながら彼の錆ついたギターに遭遇した経緯について話した。
続きは本編にて!

