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田中稔「NO GUITAR, NO LIFE.」〜 楽しく学べるギター雑学 〜 Vol.11「アコースティック・ ギターの種類」〜 特殊なギター その5〜 アートなマーティン・ギター
私がマーティン D-45 の実物を初めて目の前で見たのは、1969 年のことでした。戦時中にD-45 の発売が中止されて以来、四半世紀ぶりに復刻発売されたのは 1968 年のことです。そして翌年、そのリイシュー D-45 が最初に日本に入荷したのが、小川町にあるアコースティック・ギター専門店のカワセ楽器で、マーティン・ファンの注目の的となりました。当時まだ高校生だった私は、以前からよく通っていたカワセ楽器のショーケースの中で鎮座するそのありがたい D-45の姿をガラス越しに拝んでいた時のことを今でも覚えています。当時の販売価格はよく覚えていませんが、「D-45 はクルマが買える価格」と言われており、何が凄いのかもよく分からずに、ただただ「これは凄い!」とその存在感に圧倒されていました。今から考えれば、楽器としての魅力というより、ヘッドストックのバーチカルロゴやフィンガーボードのヘキサゴン・インレイ、そしてアバロン・トリムの美しさに圧倒されていたような気もします。今回のコラムは、そんな伝説のギター、マーティン D-45 をも超えるマーティンの特別なカスタム・モデルを紹介しましょう。
続きは本編にて!


