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Immersive California Collective −イマーシブなカリフォルニアの断片集− Vol.1 「エステートセールで見つけた自分」Takafumi Iimura
初めまして、今回からコラムの連載を担当させていただきます、飯村学史(いいむら たかふみ)と申します。
1974年生まれ、音楽とギターが大好きで、19歳の時にギター片手にアメリカへ渡り、気づいたら人生のB面にフリップしていました。
渡米してはじめて通じた言葉が “Rockn’Roll”。
当初は言葉交わさずともジャムセッションで心を通わせ、はだか電球のカビ臭い部屋でブルースな日もあれば、ホームパーティーのファンクでハジけたり・・・。
本を読むのも好きで、カフカとかピンチョンとか難しそうなやつを選びがち。
自分のグルーヴが主旋律にない事を自覚しつつ、裏拍が自分の“タイム”だと受け入れる。
そんな自我を許しておくれコギト・エルゴ・スム51。
今回から、私の住んでいるカリフォルニアを中心に、日本とは一味違う音楽や楽器事情、さらには日本では余り知られていないちょっとマニアックなアメリカ文化を紹介したいと思います。
記念すべき「第1回」は、最近ハマっているアメリカの「エステートセール」について書いてみようと思います。
エステートセールとは、故人の自宅を開放し、家財道具一式を販売する遺品整理セールのこと。
僕がそこで出合ったモノたち、つまり、誰かが一生かけて集めたコレクションの残響、故人の美意識が宿る遺品を物色しに行きます。
続きは本編にて!
